茨城エリアアカムツジギングタックル考察

アカムツ

こんにちは!

オフショアマンの皆さんはアカムツジギング、もしくはエサ使ったアカムツ釣りは好きですか?
私はジギングで狙ってますが少し前まで意味が分からなくて敬遠してました(笑)

あっ今は面白さが分かってきてめっちゃ好きな釣りの一つです~

なんで過去は嫌いだったかと言うと・・・だってあの魚意味わからなくないですか?(笑)
エサだから釣れるわけでもない、かと言ってジグが強いわけでもない( ^ω^)・・・

エサだろがルアーだろうがものすごい腕の差が出る残酷ゲームに発展しかねない、それがアカムツゲーム

しかしエサより釣れることもあるアカムツジギング。本当に不思議です。

 

今回は私が良く行く茨城エリアのアカムツジギングについてわかってきたことを備忘録的な感じでまとめてみました。

 

アカムツとは

北海道から九州南岸、大東諸島まで。海外ではフィリピンやインドネシア、オーストラリアまでと非常に生息域の広い魚である。

 

テニスの錦織圭さんが「のどくろ」を食べたいと会見で発言したことも記憶に新しいかと思います。名前のどぐろの由来は腹腔膜や喉の部分が黒いからみたいです。

ちなみに新島沖キンメジギングの外道で釣れるクロムツは「ムツ」と名前がついてるがアカムツとは別種。

新島沖のクロムツ

アカムツは深場の砂泥地を生息域としています。餌でもジグでも基本は底の釣り。まずは10mまでを意識して釣りをします。バイトが多いのは2mまでの印象です。

アカムツジギングの面白さは何といっても狙って釣れること。回遊魚系と違ってラッキーパンチが少ないように感じる。

キンメダイと違ってルアーへの反応が悪く、かと言ってルアーを全く食わないかというとそんなことはなく場合によってはルアーでエサより釣れることもあるのも現実

もちろん、キンメダイとは違う旨味がするアカムツは食べて美味しいのも魅力のひとつである。

アカムツを狙えるシーズン

私がよく行く茨城・犬吠埼エリアなんかだと1月中旬頃から12月まではどこかの船宿がだいたいアカムツ船をだしてるが春がハイシーズンに感じる

10月~12月上旬頃までは茨城・平潟沖や小名浜沖のアカムツがハイシーズンを迎え、連日多くの釣り人で賑わっている

平潟沖にて

また南房総エリアだと秋頃からのっこみが始まるようです。片貝エリアも晩秋からよく釣れている印象がありますがルアーマンが乗れないのが残念なところ(片貝エリアでアカムツルアーOKなところあったら教えてください)

 

また関東以外の方はびっくりするかもしれませんが、基本的に茨城エリアのアカムツジギングはエサ船に混ぜてもらうのでミヨシ固定です。でも不思議と釣れますし上手い人がエサの人より釣ったりしてます。

たまに波崎の仁徳丸がルアー専門でアカムツ船を出したりしているので問い合わせてみるとよいでしょう!

仁徳丸公式HP

タックル

動画みて頂くとわかるかと思いますがアカムツジギングではかなりスローなスタイルでの釣りになり、青物と違う繊細な誘いです。

#255 鳥海山を望む日本海で楽しむスロージギング~高級魚ノドグロに1本の価値を求めて~

私が行く春と秋の茨城エリアですと狙うのが水深150~170メートルといったアカムツジギングの中では比較的浅い釣りなのです(駿河湾だと300m近く)

 

上の動画は酒田エリアでやっており、水深だけみれば茨城エリアに近いですね。ただ潮の速さが違うのでそれに合わせた専用のタックルセレクトが必要となります。

ロッド

春先の波崎だと潮が速いことがあるのでまず一本買うなら2オンスクラスが個人的におすすめ。他の釣りでも非常に使いやすい番手である。

ジグの重さを調節すれば飛ばすことも動きを殺すこともできる

魚はロッドの値段に食ってくる訳ではないですが感度が良いロッドは大事です。

春の犬吠埼沖では180g~350gまで使い、秋の平潟沖だと200g~300gまでを使うことが多いです。

アカムツジギングはしゃくった時のジグの飛ばし具合で食いが変わるのでお金に余裕があれば1~4オンスまで揃えると良いでしょう。

とにかく、使うジグの重さに対してジグを思いっきり飛ばしてしまうような硬さのロッドやしゃくり方はNG

リール

水深がまだ深い春先ですと250mを攻めますが、気温が上がってくると水深も150mと浅くなってきますのでPE1号が400m巻けるリール。

またアカムツのレンジが2m前後(たまに浮いてる)なことが多く、あんまり大型のリールだと巻きすぎるがこの辺は糸巻き量やハンドルの回転具合で調節できる

個人的にはシマノなら1000番クラス、ダイワなら15番クラスが扱いやすい

スロージギングの創始者や某釣具屋で聞いたのですがアカムツはジグを着底させるときにドスン!と落とさないことが大事らしく、レバードラグリールを使うとふわっと着底させやすいかと思います。

ライン

中深海は感度が大事なので伸びないラインを使うことも大事

アカムツは確かに引く魚ではありますがPE0.5号でも釣れます。

が!ジグの動きを殺すとういう考えからあえて2号を使われる方もいらっしゃいます。

ジグ

これに関してはもう何が絶対とかはなく、ジグが長かろうが小さかろうが食う時は食う。

ディープライナーのマニアシリーズのジグで食わせてる写真もみたことあります。

 

ジギングにおいて大事だと思ってる、ジグが横向いてヒラヒラ落ちるというアクションに優れたジグがいいのかなと。
しかしジグを動かさなくても食うのでこれもまた謎…

個人的にはスピンドル(ディープライナー)がお気に入り

この辺はやはりスロー系の特化したメーカーのジグを使えばいいかと思う

色に反応する場面もあるので様々な色と潮に合わせて重さも用意しておきましょう。

この位の長さでも普通に食ってくる

フック

これもまた諸説多い道具なのかなと

フックを付けるのは、言うまでもなくアタックしてきた魚を掛けるためですから、単純に考えれば前と後ろ、両方付けておいたほうがフッキングの確率は高くなります。

しかしそれでもバレやすいのがアカムツ。その対策としてカルティバやシーフロアコントロールから3本針や4本針が出てます。

これを基本的にリアに付けます。

また針数を増やすのは単純にバレにくくするものではなくジグへの抵抗を増やしアクションを変えるという考え方もできます。

フックの考察についてはこちらの動画を参考にしてください

中深海アカムツジギングのハリはどれが良いの??【ルアーショップビッグゲーム】

 

誘い

これもまた謎が多いです( ^ω^)・・・

ひとつ確実なのはアカムツは遊泳力や餌をそこまでガツガツ追っかける魚ではないのでジグを青物みたいに強く飛ばすと食わないです。

また船の揺れはありますが30秒くらいジグを止めてても食ってくることもある。とにかく誘いがシビアな魚です。

 

餌でもジグでも基本は底の釣り。エサの方の仕掛けの茨城エリアは基本的に2本針で一番上の針は3m程度のことが多いです。

なので茨城エリアでアカムツのみ狙う場合は5m位でOKです。なのでどんどんリールを巻いてしまうとレンジを外れてしまうので注意です。

 

最後に

なかなかつかみところがなく不思議な魚ですが、腕の差を見せつけられる中々性格の悪い釣りで面白いのでまだやったことない方は是非ともチャレンジされてみてください!

茨城エリアのアカムツジギングは基本的にエサの方々に混ぜてもらう形になるのでミヨシ固定になります。
でも普通に釣れますのでエサの方に負けない気持ちで挑んでみてください~

もちろん、食べても絶品です!

コメント

タイトルとURLをコピーしました