もし食べ物で釣果が上がるなら…

ケア

釣り人健康シリーズ第三弾!!(笑)
第一弾肘関節故障編
第二弾腰痛編 
も合わせて読んでください



さて、今回は釣り人の食事について考えてみた訳ですが皆さまは 釣りの前日、当日に何を食べますか? 
おにぎり?、パン?、お菓子?
好きな事をしているときくらい何食べたっていいじゃないかという声が聞こえてきそうですが、「食」について少し考えるだけで釣果につながるかもしれませんよ。

まず食べた食物はどうなるか…

食物の消化・吸収は食後、小腸に入ってから行われます。
大腸では主に水分が吸収されます。

食物が胃の中で滞在するのは、食後約1~4時間。
胃内の停滞時間は、炭水化物→タンパク質→脂質の順に長くなります。
・ご飯やパン、麺類→2~3時間
・刺身→2時間程度
・焼き魚、煮魚→3時間程度 
・天ぷら→4時間程度
・ステーキ、すき焼き→4時間以上
・果物→1~2時間
・野菜→2~3時間

これを考え食事を摂り、寝ると良いです。

その後、十二指腸で消化酵素が加えられ、

小腸で吸収され血液中に栄養素が移動します。

つまり何かを食べるときはこれを逆算して食べることでマズメ時など大事な瞬間に栄養素が効果を発揮できるという訳です。

では 、釣りの最中に必要な能力とは何ででしょうか?
私はロッドを振り続けられるだけの体力とアタリや水中を感じ取る集中力が大事だと思っていす。
なんで何を食べたらこの二点の能力が発揮されやすいか考えてみたいと思います。 

釣りというスポーツは砲丸投げや100m走のようなハイパワー系の種目ではなくジョギングのような
ローパワー系のスポーツと同じ分類になるかと思います。

このローパワー系はグリコーゲン(筋肉に蓄えられる糖の一種で、筋肉の収縮のためのエネルギー源)というエネルギー源をいかに筋肉に蓄積できるかどうかが大事で これの枯渇が疲労困憊の時間と一致します。

人間の体内に存在する糖質のほとんどは、グリコーゲンとして肝臓や筋肉中に存在しています。肝臓での主な機能は、食事からの炭水化物がエネルギー源として速やかに供給されない場合に、グリコーゲンを分解してグルコースを生成し、脳や他の組織に供給することです。
ちなみに体重70㎏の男性でグリコーゲンが蓄積できるのは約350g(筋肉約200g、肝臓約100g)と言われおり数値としては少ないです。

ですから釣りの日の前日はエネルギー源となるグリコーゲンを筋肉と肝臓に十分に貯えておく必要があります。
なんで前日の夜は消化の悪い脂質は控えめにして、炭水化物(糖質)を多く摂るようにしましょう。
もちろん消化までの時間を考えて食べくださいね~
食べてすぐ寝るのは最悪ですよΣ(゚д゚lll)

つまり…
前日や当日の朝は主食であるごはん、パン、うどん、パスタ、餅などを多めに摂り。
みかん、りんご、キウイ等でビタミン(糖質をエネルギーに変えるときは、ビタミンB1が大切な役割をしています)も合わせて摂ることでロッドを振り続けるだけの力や集中力が発揮されやすくなります。
果物を摂るのが面倒ならサプリメントでもOK

ただ集中力をキープするには、脳の唯一の栄養源となる糖質(炭水化物)を確保し、血糖値を保つのがポイントとなるのですが人体の性質として、血糖値の上昇時には集中力は上がりますが、下降する時に精神の不安定を起こすのです。

急激に上昇した血糖値は急激に下降する性質を持つのでマズメ時だけなら良いですが長い釣りをするのであれば、血糖値の上下がゆったりとした低GI食品(低GI食品は糖質の吸収がおだやかで太りにくいと言われています)を摂る事が大切です。

ですから前日はごはん、パン、うどん等を食べても良いかと思いますが、当日は精製度合いが高い白米や白砂糖ではなく玄米、ソバ、トウモロコシ、黒糖など自然界の状態に近い食品が低GI食品なのでこれらを摂ることが良いです。

これをうまく利用するとダイエットも可能です。

集中力を高めるのに寝てないのは論外です(笑)

上記のことを簡単にまとめると…
・前日は寝る時間を逆算してごはん、パン、うどん等を食べる
・脂肪の多いラーメンやとんかつは好ましくない
・果物も必要
・当日は急激な血糖値の上昇を抑えるため低GI食品を摂る

以上、奥深い栄養学の世界を簡単にまとめてみましたが釣りに行かれる際の参考になればと思います。
 
 



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